日向坂46のキャプテン佐々木久美(24)が、24日午後7時から生配信されるクリスマスライブ「ひなくり2020~おばけホテルと22人のサンタクロース~」への意気込みを語ります。今年はコロナ禍で全国ツアーや初の東京ドーム公演が中止・延期になりましたが、「自分を見つめ直すことができました」と冷静です。ポジティブにグループを引っ張ります。

クリスマスライブのリハーサルの合間に笑顔を見せる佐々木久美
クリスマスライブのリハーサルの合間に笑顔を見せる佐々木久美

けやき坂46(読み:ひらがなけやき)時代から数えて3回目のクリスマスライブとなる。「今年も世界観満載でお届けできると思います。本番1週間前に通しリハーサルもできているので、準備は万全です」と笑顔。配信視聴チケットは公演当日まで販売している。

「おひさま(ファンの通称)の方々にはもちろん毎年欠かさず見ていただきたいですし、ちょっとでも興味があるという方も見ないと絶対後悔するような仕掛けや演出がたくさんあります。自分でハードル上げちゃうんですけど、そのハードルを越えられるくらい、楽しいライブになると思います! クリスマスっぽいものを食べたり、デートをしながらでも見ていただきたいです!」

18年12月、クリスマスツリーの映像とともに、「ひらがなけやき」を披露するけやき坂46のメンバー
18年12月、クリスマスツリーの映像とともに、「ひらがなけやき」を披露するけやき坂46のメンバー

今年は3月から開催予定だった全国アリーナツアーがコロナ禍で中止・延期に。「自粛期間中はずっと家にいて、最初は気がめいっちゃうこともありましたけど、すぐ切り替えて、これまでなかなかできなかったことをやろうと思いました」。フルートやピアノを練習したり、料理や編み物に励んだりした。「がさつそうに見えて、意外とそういうの好きなんですよ」と笑った。「去年3月にデビューしてから、みんな自分と向き合う時間もなかなかなかったと思うし、貴重な期間になったんじゃないかと思います」と前向きだ。

12月に予定されていた初の東京ドーム公演も来年に延期。「難しい状況というのは分かっていたので、そこはみんな『よし、来年に向けて頑張ろう』と切り替えられたと思います」と明かした。「(有観客)ライブも握手会もできなかったのはもちろんすごく悲しいことですけど、その中で得られたこともありましたし、グループの雰囲気はいいです」と言い切った。

明るいしっかり者のキャプテン・佐々木久美
明るいしっかり者のキャプテン・佐々木久美

自分を見つめ直す中で、キャプテンとしての考え方も変わってきた。「今まではグループだけのことを考えるのがグループのためだと思っていたんですけど、自分をアピールするのもグループのプラスにつながるんだと感じました」と説明。「丹生(明里)ちゃんのゲームとか、カゲ(影山優佳)のサッカーを見習って、もっと好きなことを発信して、仕事につなげていきたいです」と意気込んだ。

10月にスタートしたテレビ朝日とABEMAの共同制作番組「“ネオバズ”水曜日『みえる』」では、東野幸治(53)とともにMCを務めている。「すごく勉強になっています。東野さんは威厳があるのに、優しいんですよ。自分と相手のキャラを瞬時に見極めて調整する力がすごいです」。大ベテランのすごみを肌で感じている。

今年は日向坂46メンバーのバラエティー出演も目立った。「『毎日テレビで見るよ』って言ってくださる方もいて。本当にありがたいです」と感謝。「ここがピークにならないように、ちゃんと今後につなげていきたい。番組で活躍できるのが一番ですけど、まずはどこに行っても、ちゃんとあいさつ。何年たっても、そういうところを大事にしていきたいです!」と誓った。

明るいしっかり者キャプテンの存在が、太陽のようなグループの躍進を後押しする。【取材・構成=横山慧】

◆佐々木久美(ささき・くみ)1996年(平8)1月22日、千葉県生まれ。16年5月、日向坂46に改名前のけやき坂46に一期生として加入。18年6月にキャプテン就任。ファッション誌「Ray」専属モデル。167・5センチ。血液型O。