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作曲家の松村禎三さんが肺炎で死去

 遠藤周作さん原作のオペラ「沈黙」などで知られ、映画音楽も手がけた作曲家の松村禎三(まつむら・ていぞう)さんが6日午後2時50分、肺炎のため東京都港区の病院で死去した。78歳。京都市出身。葬儀・告別式は親族のみで行い、後日お別れの会を開く。喪主は長男祐介(ゆうすけ)氏。

 旧制第三高校卒。作曲を伊福部昭さんらに師事し、1955年毎日音楽コンクール作曲部門第1位。サントリー音楽財団から委嘱されたオペラ「沈黙」は、自ら台本も執筆し、13年かけて93年に初演。同作品でモービル音楽賞、京都音楽賞大賞を受賞した。

 熊井啓監督「海と毒薬」「深い河」「日本の黒い夏」、黒木和雄監督「浪人街」「父と暮せば」などの映画音楽のほか、管弦楽作品や室内楽、舞台音楽など幅広い分野で数多くの作品を残した。

 90年紫綬褒章。東京芸大名誉教授。

[2007年8月7日17時57分]

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