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パバロッティ氏の葬儀に数千人

 イタリアが生んだ不世出のテノール歌手、ルチアーノ・パバロッティ氏の葬儀が8日午後、イタリア北部モデナで行われ、式場の大聖堂内外に数千人が集まった。

 葬儀には国連のアナン前事務総長、プローディ・イタリア首相、歌手のボノらが参列。ミサは、故人が幼いころ父親と参加した聖歌隊メンバーの聖歌で始まり、ローマ法王庁(バチカン)からの弔電も読み上げられた。

 遺体が安置された大聖堂には、死去からこの日までの3日間に約10万人が訪れ、舞台と同じタキシード姿で眠る故人に別れを告げた。

 クラシック界最大のスターだっただけに、ANSA通信によると遺産は2億ユーロ(約312億円)以上。2人の妻との間にもうけた4人の娘ら親族のほか、生前、パバロッティ氏を助けた人にも分けられるという。

[2007年9月8日22時59分]

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