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NHK受信料値下げ50円+50円の攻防

 受信料体系の見直しを進めているNHKが、月額で一律50円値下げし、口座振り替え利用者はさらに50円引きとする案を主軸に、経営委員会との調整を急いでいることが14日、分かった。

 7月に経営委に提示した3案の1つで、カラー契約口座振り替えの場合、値下げ幅は約7%。橋本元一会長ら執行部は、値下げに加え、各種割引制度の拡充を進めることで経営委の理解を得たい考えだが、古森重隆経営委員長(富士フイルムホールディングス社長)は10%程度の値下げを求めており、承認までには難航も予想される。次回の経営委は25日。

 7月に経営委に示されたのは、月額で(1)一律50円値下げし、口座振り替えとクレジット利用者はさらに50円引き(2)口座振り替え、クレジット利用者のみ100円値下げ(3)一律100円値下げ-の各案。関係者によると、執行部は一律の値下げを重視した上で、コストが掛かる訪問集金より口座振り替えを優遇するため(1)を主軸に据えたという。

 NHKの試算では、不払い状況が改善していることなどから、現在約71%の受信料支払い率が12年には77%程度にまで上昇。その間、経費削減も合わせて見込まれる黒字を原資に充てることで、100円の値下げが可能としている。

 NHK執行部は、経営委で承認されれば、9月中にも公表する次期経営計画に盛り込む方針だが、古森委員長はこれまで「世の中の空気を見ると2けたは必要」「もっと思い切ったことができるのでは」と語り、下げ幅の拡大を求めている。

[2007年9月15日2時47分]

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