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平松愛理今年も阪神大震災復興支援ライブ

 シンガー・ソングライター平松愛理が17日午後6時半から、13回目となる阪神大震災の復興支援ライブ「KOBE MEETING」を神戸市東灘区の神戸ファッション美術館オルビスホールで開く。「何年たっても節目はない。歌を聴いて、また明日頑張ろうと思ってもらえたらうれしい」と心待ちにしている。

 東京から生まれ育った神戸に昨春、20年ぶりに住まいを移した。今年は一市民としてステージに立つ。

 「あなたには力がある」と歌手への道を勧めてくれたピアノの恩師を震災で亡くした。震災直後に「美し都(うましみやこ)」という曲を発表。「We love KOBE がんばろや」と繰り返し、傷ついた被災者を励ます象徴的な歌となった。

 以来毎年、復興支援ライブを行う。神戸に戻り、壊れずに残っていた昔と変わらぬ風景や友人に迎えられた。「震災の大きな傷や痛みを超えて、人の心も町も強く優しくなった」と感じた。今年はこの思いを歌に込める。収益金は震災遺児の施設に寄付する。

[2008年1月11日16時34分]

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