実力とルックスを兼ね備えた若手ピアニスト、小林有沙(27)がクラシック音楽界の注目を集めている。昨年末に発売したデビューアルバムが話題で、14日に都内で行われる室内楽演奏会では、ニューヨーク・フィルのトップ奏者たちと競演する。

 4歳からピアノを始め、桐朋学園音楽大に進学した後、ベルリン芸術大卒業、ウィーン国立音楽大ポストグラデュエートコース修了。モロッコ王妃国際ピアノコンクール優勝など多くの受賞歴を持ち、昨年7年ぶりに帰国した。

 “香りがある”と評される華麗な演奏が持ち味で、昨年12月に発売したデビューアルバム「シューマン・幻想曲、リスト・愛の夢第3番

 他」(オクタヴィア・レコード)は「力はすでに当代一流」と多くのファンを獲得した。小林は「愛をテーマにしたアルバムです。ベルリン、ウィーンで学んだ曲ばかりで、人を愛する時の喜び、心の痛み等が感じられ、私自身大好きな曲を選びました」と自信をみせている。

 14日に東京・渋谷区文化総合センター大和田さくらホールで開催される「ニューヨーク・フィルの仲間たち2014」にゲストアーティストとして出演するほか、24日には銀座山野楽器本店でミニコンサートとサイン会を行う。美人ピアニストの奏でる華麗な音色を楽しんでみては。