森下仁丹(大阪市)は、100年以上にわたって親しまれている「仁丹おじさん」の弟分として名前を募集していた新キャラクターの名前を「仁丹王子」に決定したと発表した。同社の商品や販促品に使用し、若者世代を中心にPRしていく。

 9月から10月にかけて1カ月間インターネット上で名前を募り、2377件の応募があった。今月22、23の両日に「薬の町」で知られる大阪市中央区道修町で開く「神農祭」のイベントで、新キャラの着ぐるみをお披露目する。

 1905年から同社の商標となっている「仁丹おじさん」は若者世代の認知度が低いことから、同社は王子のデビューをきっかけに顧客層の拡大につなげたい考えだ。