柳葉敏郎(54)が23日、東京・スペースFC汐留で行われた映画「案山子とラケット~亜季と珠子の夏休み~」(井上春生監督、4月4日公開)ヒット祈願試写会で、ソフトテニスを描いた作品への熱い思いを語った。

 柳葉は中学、高校とソフトテニスに取り組み、「撮影時間が半日しかなくて…でも、どうしても出たくて『半日でいいから使ってくれ』と言いました」と明かした。

 柳葉は劇中で主演の平祐奈(16)大友花恋(15)が演じる、テニスコートを作ろうと奮闘する中学3年生にアドバイスを送るソフトテニス実業団コーチを演じるが、実際にもテニスのコーチを続けている。壇上で今年4月に高校に進学する娘も、ソフトテニスを始めたことについて触れ「娘も始めてくれたので、この際だから指導者の資格を取った」と明かした。関係者によると、柳葉は一昨年に日本体育協会の指導者資格を取得し、自宅近くにコートまで作ったという。「ソフトテニスは、海外の選手より体が小さい日本人に、1番合っているスポーツ」と力説した。

 一方、劇中で平の父を演じる小市慢太郎(46)も、学生時代にソフトテニスで全国8強まで上り詰めた腕前だが、劇中ではテニスをプレーすることはなく、そのことを司会から聞かれると「そうなんです」と苦笑していた。