読売テレビの「朝生ワイド す・またん!」(月~金曜、午前5時20分)が放送5周年を迎え、進行の辛坊治郎氏(58)らが29日、大阪市内で、記念イベントを行った。

 今月30日からの6年目突入を前に、辛坊氏は「古賀(茂明)さんとか出てくれたらおもしろいよね」。今月27日のテレビ朝日系「報道ステーション」放送中に、古舘伊知郎キャスター(60)と降板をめぐり“生議論”となり、話題を呼んだ元経済産業省官僚の古賀茂明氏(59)へ出演を呼びかけた。

 「久々におもしろいもんを見たよ。テレビの前でひっくり返った」。辛坊氏は、27日の放送に衝撃を受け、ゲスト出演の可能性も含めて、自らの番組への招請を訴えた。

 27日の「報道-」では、開始20分すぎ、古賀氏が初めて発言機会を得て「テレビ朝日の早河(洋)会長と(制作協力している)古舘プロジェクトの会長の意向で、私はきょうが最後」などと、唐突に不本意な降板を口にした。これに、古舘氏が「承服できない。テレビ側から降ろされるというのは違う」と反論し、生放送議論へと発展した。

 一連の騒動から、古賀氏に興味津々の辛坊氏は、読売テレビでは「そこまで言って委員会NP」「ウェークアップ!ぷらす」などを担当しており、いずれの番組でも出演は受け付けるという。

 一方で、丸5年を終えた「-す・またん」には、同時間帯にABCテレビが関西朝の長寿番組「おはよう朝日です」を放送しており「5年もつとは思わなかった」とぽつり。同番組は辛坊氏と、同局の森たけしアナウンサー(55)がコンビで進行し、テンポの良いニュース紹介が売りで「僕と森アナウンサーが変わっても番組が続くような(おは朝のような)番組にしたい」とも意気込んだ。

 ただし、この日のイベントで辛坊氏は、来年3月までの番組継続は明言。さらには「(同番組を続け)2017年の大阪都構想、最初の首長選は見届けたい」とも話した。辛坊氏は橋下徹大阪市長ともじっこんだけに、都構想の実現と将来に強い関心を示している。