東大美女が注目する1冊の本がある。現役東大生の美女を集めた「東大美女図鑑」が9日、東京・文京区の本郷キャンパスで日刊スポーツの取材に応じ、受験勉強の集中力を高める方法として「面倒だと思わないこと」と訴えた。

 受験生の時は1日8~10時間以上勉強してきた美女図鑑のメンバー。工学部4年の小林里瑳さん(21)は「受験勉強は大嫌いでした。嫌な思い出の1つです」と振り返った。「特に、苦手科目であった英語は後回しにする傾向があり、毎日、その日のスケジュールを決めて、達成できなかったらお菓子を食べられないなどと、自分に罰ゲームを与えてました」。

 文学部4年の村井京香さん(22)は「環境の変化が重要」と指摘した。「同じ環境で集中力を維持することができないタイプなので、カフェなどを移動して勉強していました。それだけでも不思議と気持ちもリフレッシュされ、集中力を高めることができました」と説明した。

 2人は、今年2月に発売した『「めんどくさい」がなくなる本』(フォレスト出版)を熟読したという。著者の鶴田豊和氏が心理テクニックを用いて、「めんどくさい」を解消する方法を解説。発売1カ月で3万部を突破した。小林さんは「飲み会や授業などが面倒だなと思う時は、『もしかしたら良いことがあるかも』と考えるようになりました。普段は小説や学術書を読むことが多いので、こういった心理本は新鮮でした」と語った。

 東大美女図鑑は13年3月に「東大女性のイメージを変えるため」に結成。現在、メンバーは2~4年生の42人で構成されている。13年度「ミス東大」のタレント沢田有也佳らも輩出し、テレビ番組などにも出演している。学園祭では写真集を限定発売し、即完するほど反響を呼んでいる。