日本テレビは16日、同局の上重聡アナウンサー(34)が、ソフトバンク松坂大輔投手(34)から06年WBC優勝時にプレゼントされたサイン入りボールを知人に横流ししたとする週刊文春の報道を否定した。

 2人は98年の夏の甲子園準々決勝「横浜対PL学園」で投げ合った親友で、同誌によると、松坂がWBC決勝で使ったボールにサインしてプレゼントしたが、上重アナは3年後に大学の先輩にボールを委託し、最終的に野球グッズコレクターが購入したという。

 この日、日本テレビ広報・IR部は、上重アナと松坂側の双方から、2人の間でボールを授受がなかったことを確認したとし、「完全な事実無根である。週刊文春に対して厳重に抗議するとともに、法的措置の検討を行っています」との見解を発表した。

 ただ、同誌には「上重は、甲子園時代からサイン入りグッズをいただき、松坂氏本人の了解を得て知人にプレゼントしたことはあるものの、一切対価は受け取っていないと話しています」などとする日本テレビ側の回答が掲載されている。

 週刊文春編集部は「記事には十分に自信を持ってます」とコメントした。