お笑いコンビ、爆笑問題が18日に東京・新宿御苑で行われた安倍晋三首相主宰の「桜を見る会」に出席したことを受け、太田光(49)の妻で芸能事務所タイタン社長の太田光代氏(50)のツイッターに一部から批判の声が寄せられている。

 太田は先月29日放送のラジオ番組「爆笑問題の日曜サンデー」(TBSラジオ)で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設問題に関して安倍首相を批判。「総理大臣でもバカはバカ」「あのバカ」と「バカ」を連呼していた。

 しかし今回、「桜を見る会」に出席し、安部首相との記念撮影にも応じるなど談笑した太田に対し、「権威に屈した」などといった批判的な声が光代社長のアカウントに寄せられた。

 こうした声に対し、光代社長は「首相主催の花見に行っては、いけませんでしたの。自分で交通費負担して、花見をしただけです」と反論。「夫は首相に、番組への再度の出演をお願いし、首相も、呼んでくださいと仰いました。普通の会話です」と太田と首相との会話の内容を明かし、「言論統制など受けたことがありません。憲法9条の本を出したときは小泉さんでしたが、発禁になったわけもなく、桜の会に伺いました」と、過去にも政治的な圧力はなかったことを強調。

 そして批判の声に対し、「もちろん、私は戦争反対です。今までと変わらず。戦争反対です!花見に行ったら人格変わりますか。桜にそんな作用があったなら、是非とも研究の対象にしたいです」と、改めて思想的な自身の立場を明かし、「なんで、桜を見に行っただけで、皆さんに、なんだかんだを言われる意味が分かりません」と不快感をあらわにした。