B’zが歌う広島黒田博樹投手(40)の登場曲「RED」がCD化されることが22日、分かった。6月10日に発売される。おもに広島の本拠地マツダスタジアムでしか聞くことができなかったが、全国の黒田ファンやB’zファンが楽しめることになった。

 同曲は今年2月、ロサンゼルスでギター松本孝弘(54)と黒田が出会ったことから生まれた。黒田のリクエストに応え、ボーカル稲葉浩志(50)が作詞、松本が作曲した。黒田の日本復帰初戦となった先月29日のヤクルト戦(マツダスタジアム)でお披露目され、球場は大いに盛り上がった。黒田も「とてもいい曲でマウンドにあがるモチベーションを上げてもらえる曲だと思いました」と言い、この日は7回5安打無失点の好投と、打者としても二塁打を放つなどして見事に白星を飾った。稲葉は「歌う私や聞き手も自分を投影できる作品」と話している。

 同曲の反響は大きく、CD化を望む声が全国から届いた。これを受けてB’z側も異色シングルとして発売することを決めた。「RED」のみ収録した通常盤を650円で販売する。

 ほかに開催中の全国ツアーの映像も含まれる初回限定盤(1000円)や、赤いケースに入り、リストバンドが付いた限定の赤盤(1600円)も発売する。

 CD化を聞いた黒田は「いろんな人たちに聞いてもらえるようになり、非常にうれしく思います」と喜んでいる。

 ツアー中のB’zも、ニュース映像やさまざまな報道で黒田の活躍を知り、喜んでいるという。今月17、18日に広島公演を行ったが、これに合わせて黒田からプレゼントのユニホームが届くなど親交を深めている。