劇団四季は30日、仙台市で記者会見し、ミュージカル「美女と野獣」のロングラン公演を同市で10月25日から始めると発表した。

 当面、12月6日までを予定しており、好評の場合は延長する。11月に日本初上演から20周年を迎えるという。

 記者会見には「野獣」のビースト役の中井智彦、「美女」のベル役の苫田亜沙子、ビーストの召し使いのミセス・ポット役の遠藤珠生が出席し、劇中歌を披露。遠藤は「東日本大震災で今も心に傷を負っている人がいる。勇気づけられたらいい」と抱負を述べた。

 劇団四季によると、ディズニーミュージカルとしての「美女と野獣」は1994年、米ブロードウェーで初演。日本では劇団四季が95年11月、初上演した。国内の公演は5000回以上、観客動員は470万人を超える。

 仙台公演のチケットの一般販売はことし8月1日から。