演出家の高瀬久男(たかせ・ひさお)氏が、1日午後6時30分、上咽頭がんなどのため東京都杉並区の自宅で死去した。57歳。山形県出身。葬儀・告別式の日取りは未定。喪主は妻美紀(みき)さん。

 文学座の公演を中心に多くの舞台を演出した。「モンテ・クリスト伯」で芸術選奨文部科学大臣新人賞、「NASZA KLASA(ナシャ・クラサ)」で読売演劇大賞最優秀作品賞。11日から始まる「明治の柩(ひつぎ)」の演出も手掛けていた。桜美林大教授も務めた。