演歌歌手水森かおり(42)が25日、東京・中野サンプラザで、デビュー20周年記念のメモリアルコンサートを行った。

 デビュー記念日のこの日を選び、10周年の05年から毎年行っている恒例イベントだ。

 芸能界有数の雨女として知られる。「今日も本領を発揮しました。でも、この雨は私のうれし涙です。1曲1曲を一生懸命に歌います」と会場を沸かせ、出荷12万枚の新曲「大和路の恋」、NHK紅白歌合戦に初出場をした際に歌唱した「鳥取砂丘」など29曲を約2200人のファンに届けた。

 サプライズの演出もあった。「虹の向こうに明日がある」の歌唱時には、デュエットの相手である山川豊(56)が登場。7月に明治座で行った座長公演で共演した俳優川野太郎(55)も激励に駆けつけた。

 20年を振り返り、デビュー直後のヒット曲に恵まれなかった時代を「長く感じた時もある」と話した。だが、03年に紅白初出場をしてからは「あっという間。1日1日の積み重ねでした」。そして、昨年まで12年連続で大みそかの晴れ舞台に出場を続けている。

 代名詞となっている“ご当地ソング”も、オリジナル曲だけで40都道府県を制覇した。「あと7つ。5年後までにはやり遂げたい」。その後は海外進出を狙っている。「ぜひ、皆さんにビキニでハイレグをお見せしたい」。

 21年目のスタートで、南の島への進出を誓った。