歌手の鈴木亜美(33)が、90年代のブレークから、その後に一時期芸能界から“干された”当時の思いを振り返った。

 18日放送のTBS系「旅ずきんちゃん」にゲスト出演した鈴木。オアシズ大久保佳代子(44)、女優の佐藤仁美(36)と居酒屋を巡りながらトークを展開した。

 98年に当時の人気オーディション番組「ASAYAN」(テレビ東京)への出演から小室哲哉プロデュースで歌手デビューし、瞬く間に人気歌手の仲間入りを果たした鈴木。しかしその当時はテレビ局でトイレに行くにも、ほかのアーティストとバッティングしないように気遣われたり、アーティストを売り込もうとする会社同士の見えの張り合いなどにも巻き込まれるなどし、「すっごく窮屈でしたね」との思いを語った。

 その後、所属事務所の契約問題でトラブルが生じ活動休止に追い込まれた。「(休止期間は)3年近くありましたね。事務所ともめて、(芸能界から)干されて……」と振り返った。

 自身には干されているという感覚があったのか、と尋ねられると「全然ありましたね。めちゃ、たたかれてたんで。新聞でもテレビでも、ネットでも」と答えた鈴木。しかしそのトラブルによって「いろいろ、よくわかった。業界のことも。人って怖いな、って。一気に裏返しになる。いつ何が起こるかわからないんだな、って思い知らされた。自分も常にその覚悟でいなきゃな、って逆に強くもなれたし、いい意味で信じちゃダメなんだ」と、現在の思いを明かした。