オダギリジョー(39)が26日、都内で開催中の東京国際映画祭で、主演映画「FOUJITA(フジタ)」(11月14日公開、小栗康平監督)の舞台あいさつに出席した。

 フランスと日本で活躍した画家藤田嗣治の半生を描いた作品。スカートのように見えるロングシャツ姿の中性的なスタイルで登壇。「大スクリーンで見るに適した作品。楽しんでください」とPRした。

 イベント最後には、29日に70歳の誕生日を迎える小栗監督を、中谷美紀(39)と花束を贈るサプライズで祝福した。「『(中谷から)キスしてあげて下さい』と言われましたが、無理でしょ。おっさんが、おっさんにキスなんて」としきりに照れていた。

 小栗監督は「戦後70年という意識はあったが、自分が70歳という意識はなかった。思わぬプレゼント、ありがとうございました」と感謝していた。

 「埋もれ木」以来、10年ぶりにメガホンをとった作品。藤田の残した名画も多数、登場するだけに、「絵をおとしめるようなことにならないように、いい画像にしようとした」と慎重な撮影を心掛けたことを明かした。