今年のNHK紅白歌合戦の紅組司会に、綾瀬はるか(30)が内定していることが30日、分かった。2年ぶり2度目の大役となる。綾瀬側には1週間前に依頼が届き、これを快諾した。

 紅白の司会は例年、10月中旬に発表されてきたが、今年は混迷が続いている。今月初め、総合司会にタモリを起用する方針を固め、紅組は有働由美子アナウンサー、白組はV6井ノ原快彦という同局「あさイチ」の司会コンビという布陣で固める方向でまとまっていた。しかし今月中旬になって、タモリ側が辞退。目玉を失った同局は、プランを白紙に戻し、再検討に入っていた。

 紅組司会は、綾瀬に白羽の矢が立てられた。同局が「放送90年大河ファンタジー」と銘打ち、肝いりで制作する大型ドラマ「精霊の守り人」への主演が決まっており、同ドラマは来年3月から3年間放送。13年に大河ドラマ「八重の桜」に主演し、同年の紅白で紅組司会を務め、飾らない司会ぶりも好評だった。綾瀬本人も、紅白の司会には思い入れもあり、“相思相愛”だった。

 総合司会と白組司会の人選は現在、最終調整に入っている。白組は昨年まで5年連続で嵐が務めてきたが、今年は井ノ原が最有力。同局の朝の顔として視聴者にもなじんでおり、その司会ぶりも好評だ。総合司会と合わせ、週明けにも正式決定する見通しだ。