OSK日本歌劇団の新トップスター、高世麻央(たかせ・まお)が10日、お披露目公演となる京都南座「OSKレビュー in Kyoto」(18~24日)の開催に先立ち、東山消防署の一日消防隊長を務めた。

 高世は隊長として南座スタッフ、消防署・消防分団らによる2階ロビーからの出火を想定した消防訓練に参加し、近隣の店舗へ火災予防を呼び掛けた。

 消防隊員の防火服、ヘルメットを着用した高世は「(防火服に)袖を通させていただいて、緊迫感ある現場を経験させていただいた。火災が起きたときにはこういう動きをされているのだなと実感した」とあいさつした。

 お披露目公演は第1部が和物レビュー「浪花今昔門出賑(なにわこんじゃくかどでのにぎわい)」。道頓堀開削400年を記念し、芝居町の活気を描く。第2部は洋物レビュー「ストーミー・ウェザー」。自然のエネルギーを題材とした情熱的なステージだ。

 来週に迫る公演初日へ“出動態勢”を整えている高世は「公演期間中も火の元には気をつけて事故のないように務めさせていただきたい」と成功を願った。