5年ぶりに復活した漫才師日本一決定戦「M-1グランプリ2015」の決勝進出者が19日夜、都内で発表された。

 「和牛」「馬鹿よ貴方は」「スーパーマラドーナ」「メイプル超合金」「タイムマシーン3号」「銀シャリ」「ジャルジャル」「ハライチ」の8組が、この日行われた準決勝を突破。同日夜、記者会見に出席した。

 真っ先に名前を呼ばれた和牛の水田信二(35)は「ホッとしました」。コンビは関西の各賞レースで次点が多く「これで優勝して、今までの審査員を後悔させたい」と意気込んだ。

 5年前の前回(10年)決勝まで進出した「銀シャリ」は「前回5位なんで、4位以上」と控えめな抱負。M-1優勝を目標としてきた「ハライチ」も、安堵(あんど)の表情だった。

 また、唯一の男女コンビ「メイプル超合金」のカズレーザー(31)は「無欲(の決勝進出)です」。安藤なつ(34)は「今、住んでる部屋は壁が薄いんで、隣の音が聞こえる。優勝して引っ越したい」と言い、決勝の出演順抽選では1番目を引いていた。

 決勝は12月6日午後6時30分から、テレビ朝日系で生放送され、同日に行われる敗者復活戦を経た1組を加え、9組で11代目王者の座を競う。