大みそかの「NHK紅白歌合戦」の司会者が26日、同局で発表された。紅組司会を綾瀬はるか(30)、白組司会をV6井ノ原快彦(39)が務め、総合司会を黒柳徹子(82)、有働由美子アナウンサーが務める。

 綾瀬の司会は2年ぶり。起用理由について同局では、「今年も多くの映画に主演」していることや、来春から3年にわたって放送される「放送90年 大河ファンタジー『精霊の守り人』」で主人公バルサを演じるなど「今日本で最も注目を集める女優」であることを挙げた。「一昨年、綾瀬さん率いる紅組は残念ながら優勝を逃しましたが、今年は綾瀬さんならではの明るいリーダーシップを発揮していただきたい」としている。

 井ノ原の紅白司会は初めて。同局では「今や『あさイチ』のキャスターとして『日本の朝の顔』といえる」。また「『あさイチ』では総合司会の有働アナウンサーとの絶妙な掛け合いがおなじみですが、ぜひ、紅白歌合戦でも井ノ原さんならではの素晴らしい進行で。白組を力強く引っ張っていただきたい」。

 総合司会の黒柳徹子は1958年の第9回で紅白司会を務めたほか、80年の第31回から4年連続で紅組司会を務めるなど、通算5回の紅組司会を務めている。同局では「今年の紅白は戦後70年、放送90年目にあたる節目の紅白でもあります。戦後のテレビ創生期から今なお、その第一線を走り続ける黒柳さんならではの視点で今年の紅白歌合戦を見つめ、語っていただきたいと考えています」としている。

 なお、これまでの紅白対戦成績は、紅29勝、白36勝。