「スター・ウォーズ」シリーズの最新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(J・J・エイブラムス監督)のオリジナル・サウンドトラックが、映画の世界同時公開と同日の今月18日、日本を含む世界で同時発売されることが3日、分かった。厳重な情報統制のもと収録内容が一切明かされず、発売2週間前に初めてリリース情報が解禁されるなど、異例ずくめのCDだ。

 タイトルは「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 オリジナル・サウンドトラック」。関係者によると、より良い内容にするためスタッフたちがレコーディングにこだわり続け、先月下旬まで米国内で制作作業が行われたという。

 その後、日本に音源が届いたが、収録内容はレコード会社の中でも限られた数人しか知らされていない状態。発売日18日の午前0時に収録曲などが発表される。一般的に、サウンドトラックの収録曲などは必然的に映画の内容が反映されたものになるため、一切の「ネタバレ」を防ぐために徹底した情報管理体制が敷かれているようだ。

 情報解禁の日程も、異例の進行間隔だ。通常、CDのリリース情報は、発売日から2~3カ月以上前に解禁され、予約受け付けなどを行う。だが、同サウンドトラックは発売2週間前での初告知。映画の内容にちなんで、「フォース(4th)の日」にあたる今日4日の解禁となったという。

 同シリーズのサウンドトラック発売は、05年5月の「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」以来10年ぶり。定番のテーマ曲の作者で、これまでの全エピソードの音楽を担当してきた米作曲家ジョン・ウィリアムズ氏が手掛ける。レコード会社関係者は「最新のスター・ウォーズサウンドを楽しんでほしいです」とアピールしている。

 ◆「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」 10年ぶりのシリーズ最新作。新ヒロインに抜てきされた米女優デイジー・リドリー演じるレイや、フィン(ジョン・ボイエガ)カイロ・レン(アダム・ドライバー)ら新キャラクターが登場。ハン・ソロ(ハリソン・フォード)ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)らおなじみのメンバーも出演が発表されている。日本では、シリーズ7作目で初めて、世界公開日と同日の公開となる。18日午後6時半に、全国の映画館で一斉に上映が解禁される。