スター・ウォーズシリーズの最新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(12月18日日本公開)の公開まで残りわずか。

 今作から新しいテーマとして、「家族の絆」や「女性」に焦点が当てられる。そこで注目されているのが、ほとんど無名の状態からヒロインに大抜てきされたデイジー・リドリー。一体彼女はどんな人物なのだろうか?

 デイジー・リドリーは1992年生まれ、23歳のイギリス人女優。5人姉妹の末っ子として、フォトグラファーの父親と銀行員の母親の間に生まれた。イギリス人コメディー俳優のアーノルド・リドリーは彼女の大叔父にあたる。

 イギリスの演劇学校「Tring Park School」を2010年に卒業したデイジーは、2013年から女優としての活動を本格的に開始。イギリスで公開されたショートムービー「Lifesaver」にてスクリーンデビューをはたした。同年、医療ドラマ「Casualty」やコメディードラマ「Youngers」に出演したものの、どれも脇役で出演シーンは少なかった。そんな彼女が、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」という超大作で新たな物語をリードするヒロイン、レイに抜てきされたことは多くの人に驚きを与えた。

 これといって目立った経歴がないリドリーが、なぜ大作のヒロインに選ばれたのだろうか。今作のキャスティングが行われた際、ディレクターは「彼女の中にはあふれるほどのエナジーが感じられた」と語っている。出演作品こそ少ないものの、過去に出演した映画やドラマの関係者たちには、「彼女の演技には、繊細さと強さが同時に表現されている」と絶賛されていた。今回ようやく才能が認められたようだ。【ハリウッドニュース提供】