アニメ「エヴァンゲリオン」の碇シンジ役などで知られる声優の緒方恵美が、アーティストに「ライブ行けません」などと報告するファンについて「わざわざ行けませんと言われると悲しい」との思いを明かした。

 ネット上で度々騒ぎとなっているこの問題。つい先日は、落語家の3代目桂枝太郎が、ファンから寄せられる「イベントに行けないけど頑張ってください」などといったエールについてツイッターで「本当にいりません」と自身の考えを示し、賛否両論を巻き起こした。過去には悪魔でアーティストのデーモン閣下も「例え事実がそうでも『それは言わないでほしかった』と思うでしょう?」と同様の発言をしている。

 緒方は、自身のファンが「行けない報告」をする一部のファンに止めるよう呼びかけたことを受け、22日にツイッターで「言わないでいてくれる人、ありがとう。 来てくれる人、もっとありがとう。感謝」とツイートした。

 同ファンの呼びかけには、別のファンからの反論もあったが、緒方は「彼女は、仕事や家の事情があって行けない(そちらを選ぶ)人には、『価値観の相違はあるからいいも悪いもない。でもそれをアーティストにわざわざ言うのはどうなのですか』ということを、主に伝えようとしてくれているのです。正義とか悪ではないよ」と代弁。自身も「デーモン閣下等も仰られていたように、『わざわざ行けませんと言われると悲しい』とお伝えしようとしただけ。 来られないことを責めているのではないよ」と説明した。