NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」でヒロイン波瑠とにらみ合う炭鉱労働者の伊作役を演じる俳優中山義紘(25)が11日、JR大阪環状線の10駅を舞台にしたカンテレのドラマシリーズ「大阪環状線 ひと駅ごとの愛物語」(12日スタート、毎週火曜深夜1時55分、関西ローカル)の大阪市内で行われた上映会に出席し、舞台あいさつした。

 同ドラマシリーズは各駅ごと全10話、各話30分のオムニバス。中山は第3話「新しい海の出現(大正駅)」でドラマ初主演する。

 関西を拠点にした劇団「Patch」に所属する中山は「劇団のモットーは関西から日本を元気にすることです。関西を盛り上げていこうというテーマのドラマに出演できて光栄です」。大正駅前で出会った男女(中山、村川絵梨)がお互いの過去を語り出すストーリー。兵庫県出身の中山は初主演のドラマに「淡い恋なのか、男と女の友情なのか、すごく繊細な作品です。セリフの1つ1つに心の機微があります」とアピールした。

 大阪市内を囲むように走る環状線をよく利用するという中山は「学生時代に初めて付き合った彼女と離れたくなくて、何周もずっと回っていた」と“デートスポット”だったことも明かした。

 朝ドラの出演後は「知らなかった親戚や同級生から連絡をもらうようになりました。それと劇団の舞台の活動を街頭でPRするとき『あっ、朝ドラに出ている』と言われます」と注目度もアップした。

 第7話「始発電車が来るまで(大阪城公園駅)」では、大阪を拠点に活動するアイドルグループたこやきレインボーの清井咲希(16)がドラマ初出演する。舞台あいさつに出席した清井は「女優として演技に挑戦してみたいという夢がありました」とコメント。

 第2話「私のカレは幸村様(玉造駅)」では歌舞伎俳優尾上松也(30)がドラマ初出演する。