6人組アイドルグループ「ベースボールガールズ」(以下ベボガ)が11日、川崎市のクラブチッタ川崎でセカンドワンマンライブを行った。代表曲「勝利の女神」「この恋、弾丸ライナー」など19曲を披露し、800人のファンを熱狂させた。 

 ベボガは「あなたのハートにクリーンヒット」を合言葉に活動する10代グループ。メンバーの鹿目凜(19)が、アイドルとアイドルオタクの日常を描いたイラストを描く「ぺろりん先生」として昨年大ブレーク。HKT48の指原莉乃や元SKE48の松井玲奈もその才能に注目し、イラストがラインスタンプ化されることも決定した。鹿目のツイッターのフォロワー数は、メジャーデビュー前のアイドルとしては異例の5万5000人を超えている。その効果もあってかグループの知名度も上がり、昨年1月に行われたワンマンライブでは120人だった観客が急増。この日も大きな声援が送られた。

 ライブの中では、ローソンHMVエンタテイメントが展開する新レーベルの第1弾契約アーティストとなることがサプライズで発表された。今春からCDが全国流通する。センターの水沢心愛(17)は「ファンの方々が優しい方ばかりなので、もっと大きな存在になって恩返しをしたい」。鹿目は「メジャーデビューをしても、今支えてくれているファンが離れてしまっては意味がない。今のファンを大事にしながら、もっと仲間を増やしていきたい」と語った。 

 ライブが終了すると「この景色をずっと忘れない」「アイドルやっててよかった」などメンバーそれぞれが涙でファンへの感謝の言葉をつづり、2016年の飛躍を誓った。