タレントのクリス松村が、ライブでの動画撮影を違和感とともに振り返った。

 米歌手アダム・ランバートの来日公演に行ったクリスだが17日にブログで、「昨日のライヴでは驚き、見逃せないことがありました。ライヴの動画を撮影する人々です」と報告した。

 昨今の洋楽ライブの一部では、写真や動画撮影が許可されているものもある。ランバートの公演もその通りだったらしいが、クリスは「動画は・・・かなり・・・かなり迷惑ですね」と振り返る。

 前の席にやってきた観客がずっとクリスの顔の真正面にスマートフォンを掲げてライブを撮影していたそうで、「まさか、動画だとは思わなかったので、お気に入りのポーズが撮りたいのかな?としばらく我慢していました。その間、私はスマートフォンに映るアーティストしか見えないのに・・・。しかし、動画だとわかり肩を叩き注意。その女(ひと)悪びれる様子、一切なし」とつづった。

 動画撮影をする観客は他にもたくさんいたようで、クリスは「演出もへったくれもありませんでした。目がチカチカ。場面的には、映画の上映中にみんなで携帯電話の画面を見ている感じ」「おびただしいスマートフォン動画撮影の数に萎えました」と素直な感想を明かした。

 たとえ許可されている行為だとしても、ライブ中に撮影画面にかじりつきになるのはクリスにとって違和感を覚えるものであるらしい。クリスは「ここまでしないと、音楽は売れないのでしょうか? あきらかに変わった音楽の買い方、楽しみかた・・・。昔からの洋楽ファンの中年には、理解も出来ませんしなかなかつらいです・・・今の状況。音楽を楽しみ続けたいなら、この状況に慣れなければいけないのでしょうか? ずっと動画撮影していて・・・何が楽しいんでしょうね。動画だけは、許可しないでいただきたいです。あるいは、撮影したい方々は後方席限定にしていただきたい」とコメントした。