解散を回避したSMAPが5人そろって出演する唯一の番組、フジ系「SMAP×SMAP」を発信するカンテレ(関西テレビ)の福井澄郎社長が22日、大阪市内で番組について「グループが存続する限り、番組も続ける」と言い切った。

 18日の放送で番組の一部を生中継に差し替え、5人がグループ存続を表明した。これについて福井社長は、反響の大きさからも「SMAPというグループが、いかに世間に受け入れられているかがあらためて分かった」と感想を語った。

 番組は96年4月に、カンテレの制作でスタート。福井社長は当時、編成部長として番組に携わっており、立ち上げの主力スタッフでもあった。それだけに「私自身、思い入れが強い」とし「バラエティースタッフとしての私と、スマスマがともに成長してきたように思う」とも振り返った。

 それゆえ、4月以降も現在のまま「グループが存続する限り、ぜひとも番組を続けます」と言葉に力を込めた。さらに、結成25周年を迎えるグループを番組で応援する企画も検討しているという。

 また、福井社長は、SMAPを長く手がけた女性マネジャーとも当時から面識がある。番組スタート当初を思い「一緒にやっていく中で、才能あふれる方だなと感じた」。同マネジャーに対しては「いろんな事情があってのことだとは思いますが『お疲れさまでした』と言いたい」と、かつての同志をねぎらった。

 その女性マネジャーからは、福井社長のもとにも連絡があったようだが、これについては「いろんな情報がかけめぐっているようですが、連絡があったかどうかも含めて、詳細については差し控えたい」と話した。