フリーアナウンサー小林麻耶(36)が27日、都内で、歌手デビュー曲「ブリカマぶるーす」の発売記念ライブを行った。

 アイドルのようなミニスカで美脚を惜しげもなくさらし、曲に合わせてプリティーダンスも披露した。

 歌手を志したのは2、3年前だという。デビュー日となるこの日、「夢がかなった」と感激しながら集まったファン約500人を前に熱唱。客席から自然に手拍子が沸き起こると、「番組宣伝のテレビ番組で歌唱しても曲を途中で切られちゃうし、いつも『シーン』としているのに…」と涙声で感激していた。

 「ブリはブリでも天然で」「カマトトじゃなく素なだけよ」などの自虐的な歌詞もある。「『ぶりっこ』『カマトト』と呼ばれてきた自分のことを歌詞にした」という。

 明るい曲調で、子どもでも踊りやすいダンスには「『だんご3兄弟』みたいに、皆に愛されたい。今後の目標は音楽番組に出ること」と意欲的だ。

 歌手デビューを知った妹のフリーアナ小林麻央は「えっ? デビュー!?」という反応。だが、義弟の市川海老蔵は自分の長女や長男と踊る姉をほほえましく見ながら「天然ブリじゃね!」とひと言コメントしたという。

 36歳の異色新人歌手は、これからどこへ向かうのか。「私にも分からない。あれをやりたい、これもやりたいという衝動を止められない」。局アナからフリーアナ、そしてタレントと歌手。さまざまなジャンルで飛躍する、まさに芸能界の“出世魚”のようだ。