日本テレビを1月31日で退社した元アナウンサーの上田まりえ(29)が1日、ブログを開設し、松竹芸能所属のタレントになったと報告した。その中で、日本テレビを退社した理由をつづった。

 「昨日までは日本テレビのアナウンサーでした。そして、今日から松竹芸能に所属し、タレントとして活動を始めます。日本テレビには2009年に入社し、およそ7年間、アナウンサーとして仕事をしてきました。3年ほど前からより幅の広い表現に取り組んでみたいという気持ちが生まれ、この先どうするか、どうしたいか、どうするべきか…すごく、悩みました。アナウンサーという仕事としっかり向き合い、アナウンサーという仕事に確かなやりがいを感じられるようになり、アナウンサーという仕事が心から大好きだと思える今だからこそ、ここでアナウンサーには区切りをつけ、フリーアナウンサーではなく、タレントとして活動していくという答えを出しました」

 その上で、タレントとして今後、やりたいこともつづった。

 「ナレーション、声優、ラジオ、バラエティー、文章を書くこと、お芝居…挑戦してみたいことがたくさんあります。みなさんに楽しんでいただけるようになることが、今の私の一番の目標です。わがままな私の決断に背中を押してくれた日本テレビのみなさん、そして、応援してくださっていたみなさま、友達、家族、関わってくださったすべてのみなさまに心から感謝しております。華も、才能も、特に取り柄もない私が7年もアナウンサーの仕事を続けることができたのは、みなさまのおかげです。

人に恵まれ、運に恵まれ、ここまで来ることができました。小学校3年生からの夢が叶い、日本テレビという私にはもったいないくらい素晴らしい場所でアナウンサーとして仕事ができたことは、私の人生の大切な宝物です。私は「野球と結婚して、“野球まりえ”になりたい!」と真剣に思っているほど、野球が大好きです。常々「私のお正月は、2月1日!」だと、周りの人に言っていました。本当に偶然だったのですが、2016年のキャンプインの日に、私自身新たなスタートの日を迎えることとなり、運命を感じずにはいられません。最高のスタート、最高のシーズンの予感です! 自分自身のことをピッチャーに例えるならば、まっすぐ、しかも剛速球しか投げることができないタイプです。まったく器用ではなく、うそも下手くそで、まっすぐにぶつかることしかできません。そして、私は、人が大好きです。このブログでは、読んでくださるみなさまとまっすぐに向き合いたいと思い、『ど直球』というタイトルに決めました。

少しずつ、私のことを知っていただけたら嬉しいです。みなさまのことも、いっぱい知りたいと思っております。たくさんの方と、心のキャッチボール、会話のキャッチボールができたらいいな。仲良くしてやってくださいね」

 最後に、先輩タレントにあいさつした。

 「最後に、事務所の兄さん方、姉さん方! 今はまだタレントとして“梅”の実も成っていないような私ですが、“竹”、“松”と成長していけるように頑張りますので、ご指導のほど、宜しくお願い致します!」(全て原文のまま)