NHKが2日、都内の同局で、新年度番組の新キャスター発表会見を行い、国谷裕子さんの後任が注目されたNHK報道番組「クローズアップ現代+(プラス)」(4月4日スタート、月~木曜午後10時)のキャスターに井上あさひアナ(34)や杉浦友紀アナ(32)ら7人の女性アナが交代で出演する複数キャスター制となると発表した。

 基本的に日替わりで出演する方針だが、今後、出演の形を検討するという。京都放送局勤務の井上アナは大阪放送局から出演する。

 井上アナは「視聴者の皆さんの疑問に答えられるようにチーム一丸となって取り組みます」と抱負を語った。杉浦アナは「スポーツの話題を中心に活動することになると思います。最初出演を聞いた時は、まさか私がと。両親が一番、びっくりしていると思います」と語った。他に久保田祐佳アナ、伊藤敏恵アナ、鎌倉千秋アナ、小郷知子アナ、松村正代アナが出演する。

 また、「歌謡コンサート」の後番組「うたコン」(火曜午後7時30分)の司会は俳優谷原章介が橋本奈穂子アナと務める。谷原は「歌の生番組はすごく緊張しています。あまりやったことがないので」とあいさつ。

 「ブラタモリ」に出演していた桑子真帆アナは報道番組「ニュースチェック11」(月~金曜午後11時15分)のキャスターに就任。「コンセプトは脱力。見る人が仕事を終えて家に帰ってテレビをつけて、肩肘張らずに見て、いい眠りにつける導入になれば」と語った。

 桑子アナの後任として「ブラタモリ」に出演する近江友里恵アナは「上司に担当番組を言われた時は『え、本当ですか』と聞き返してしまいました。本当にびっくりしました」と明かした。