ビートたけし(69)が、米倉涼子(40)主演の「ドクターX~外科医・大門未知子~スペシャル」(今夏放送)に、医療界の黒幕として出演することが2日、分かった。巨大医療センターの病院長・黒須貫太郎役で、シリーズ最強の黒幕。米倉演じるフリーランス外科医・大門を追い詰める。2人はこの日、都内スタジオで取材に応じた。

 03年NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」以来の共演で、芝居でからむのは初めて。互いについて、米倉は「何年も前から、お会いしたいとお願いしていました。人気者なのでまだ独り占めする時間がない。いろんなお話を聞きたい」、たけしも「テキパキしていて、こんなに器用な人だと思わなかった」。

 たけしは初の医師役だが「臨床医じゃないので、言いたいことを言っていればいい。野球のまぬけな解説者みたいなもん」と、余裕ぶりを見せた。

 スペシャル版は金沢が舞台。たけしと衆院議員役の岸本加世子との路チュー場面から物語が展開、内科と外科の対立が描かれる。たけしは「山崎豊子真っ青のすばらしいドラマ。紅白歌合戦の裏でやってほしい」とPRした。

 遠藤憲一、内田有紀、勝村政信、鈴木浩介、岸部一徳、西田敏行らおなじみのメンバーに加え、橋爪功、生瀬勝久らも出演。