昨年12月18日に世界同時公開された人気SF映画シリーズ「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が、公開から50日で北米での興行収入が前代未踏の9億ドルを超えたことが明らかになった。同作は1月6日時点ですでに北米における興行収入で過去最高だった「アバター」(09年)の7億6050万ドルを抜き去り、どこまで記録が伸びるのか注目されていた。

 全世界の興行収入でも今週末に20億ドルの大台を突破するのは確実視されており、歴代1位の「アバター」の27億8800万ドルと2位の「タイタニック」(97年)の21億8680万ドルにどこまで迫れるのか、また追い抜くことができるのか注目されている。

 同作は2日に米ビバリーヒルズで開催された全米視覚効果協会主催の第14回VESアワード授賞式で、実写映画の最優秀賞にあたるVFX賞を含む最多4部門を受賞。過去に同賞を受賞した作品が、アカデミー賞でも視覚効果賞を受賞する確率が高いことから、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」も28日に発表されるアカデミー賞授賞式でオスカー獲得が期待されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)