5人組ガールズバンド・たんこぶちんのボーカル&ギター担当MADOKA(まどか=19)が26日、大阪市内で日刊スポーツの取材に答え、4枚目となる6曲入りミニアルバム「TANCOBUCHIN vol.4」(10日リリース)をPRした。

 13年に佐賀県唐津市の現役女子高生バンドとしてデビューした5人組も、来月のMADOKAの誕生日で全員成人する。「20歳の節目は自分との別れですね。人に見せられない弱さだったり、声だったり、自分の嫌いな部分を変えていきたい。自分嫌いだったらいけないと思うので」。6曲目「さよならbaby」も自分を変える決意を歌に込めた。

 リード曲「Bye Bye~君といた春~」も新しい季節にピッタリの楽曲だ。「卒業が近付くと思うので、イメージは別れですね。でも悲しくてネガティブな季節ではない。春は新しい季節。自分も強くなれればいいなと思う」。昨年8月に故郷・唐津を離れ、メンバーそろって上京した。最初は不安だったと言うが、今は「東京は楽しい。とにかく音楽のことを考えています」と目を輝かせながら夢に邁進する。

 一方で「ライブを地元でやると、東京や大阪のようなノリの良さはないかもしれないですが、どの街よりも一緒に歌ってくれる。CDを聞いてくれているんだと嬉しくなる。ありがたいです」。遠く離れても応援してくれる唐津の人に感謝の言葉を口にした。

 「今年はアコースティック・ギターで歌ってみたい」。春風をまとったような柔らかな雰囲気が印象に残った。

 27日は午後6時から大阪市中央区のタワーレコード難波店でアルバムリリース後初の関西ライブをフルバンドセットで開催。3月にはリリース記念ライブツアーを全国4都市で行う。