女優の横町慶子さんが亡くなっていたことがわかった。横町さんの親族がフェイスブックで明かした。48歳だった。

 横町さんのフェイスブックが27日に更新され、横町さんの姉が「妹 横町慶子儀 天寿を全ういたし、去る3月17日 48歳の生涯を閉じました」と訃報を伝えた。

 横町さんは劇団「ロマンチカ」に2013年まで所属し、看板女優として活躍した。2010年に脳梗塞で倒れ、活動を一時休止したが、身体に麻痺が残った状態で活動を再開した。

 横町さんと親交の長い劇作家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(53)は活動再開後の横町さんについてツイッターで「俺が今最も評価したいのは発病後の活動だ。半身不随の状態で作られた作品群は、それ以前の作品とは全く質を異にする舞台だ。ロマンチカ時代の美意識でいうと『かっこ悪い横町慶子』だったかもしれない。しかし、壮絶な格闘の中で創り上げられたこれらの作品は、彼女が半生をかけておこなってきた表現活動の蛇足なんかでは、決してない」とつづった。