新潟発の女性アイドル3人組Negicco(ねぎっこ)が30日、東京・亀戸の商業施設・亀戸サンストリートで最新シングル「矛盾、はじめました。」の発売記念イベントを行った。

 オリコンデーリー2位に初登場した表題曲のほか、代表曲「圧倒的なスタイル」「ねぇバーディア」など、8曲を披露。観覧自由なスペースだったため、おとなしめなファンに、リーダーNao☆(27)は「何を恥ずかしがってるんだあっ!」と呼び掛けていた。

 「アイドルイベントの聖地」と呼ばれたサンストリートは、31日で閉鎖される。ねぎっこにとっては、10年以上前のデビュー直後にもイベントを行った、思い出の地だ。客席はおろか、立ち見もギッシリ埋まり、2階からも多数の客が見下ろす光景に、Kaede(24)も感慨深げ。「デビューして2年目ぐらいのときにお世話になっていて、そのときは全然、人がいなかった。イスも埋まってなかった。最後にまたこの会場に私たちの曲を響かせることができて、幸せだなと思う」と話した。

 同じ地方出身の3人組として尊敬するPerfumeも、かつてステージを行っていた由緒ある場所でもある。Megu(26)は、Perfumeとの縁が、亀戸から始まっていたことを明かした。「私たちの曲を作ってくださっている(音楽プロデューサーの)connieさんが、亀戸のPerfumeさんの握手会で、あ~ちゃんに私たちのデビュー曲『恋するねぎっ娘』をプレゼントしたら、『ねぎっこのCDをもらった』と宣伝してくれたんです。だから、Perfumeさんとねぎっこがつながった場所なんです」と明かすと、ファンからどよめきが起きた。「あのとき、CDを渡してなかったら、縁がなかったかもしれないと思うと、すごくすごく貴重な場所なんだなと思う」と、亀戸がつないだ縁に感謝していた。