映画「ゴジラ」シリーズ12年ぶりの新作「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督、7月29日公開)に登場するゴジラの雄姿が13日、公開された。シリーズ初のフルCGで描かれており、皮膚の間からマグマのような赤い発光が見える。これまで公開されていたシルエットでは分からなかった生気あふれる姿だ。54年の初公開時の初代ゴジラのように腕が小さく、胸はなぜか膨らみを帯びている。その理由が劇中で明らかになるのか、また公開されなかった足の部分がどうなっているのか注目だ。

 今回の出演者数が日本映画史上最大規模の328人になることも分かった。長谷川博己、竹野内豊、石原さとみの出演は発表済みだが、官房副長官の秘書官役の高良健吾、総理大臣役の大杉漣、官房長官役の柄本明らの出演が新たに発表された。ほかにも余貴美子、国村隼、ピエール瀧、前田敦子、斎藤工ら豪華な顔ぶれが出演する。

 山内章弘エグゼクティブプロデューサーは「新たなゴジラと対峙(たいじ)するにはそれだけのパワーが必要だったということ。撮影時期には『ゴジラの現場以外、日本から俳優が消えた』とお叱りを受けた」と話す。