熊本地震で南阿蘇村の住民700人が避難している南阿蘇中学校。今年度から3校が統合し、南阿蘇中となった直後に地震で被災しました。

 地元から、校歌を作ってほしい、との要請を受けて、C-C-B笠浩二が作曲し、音楽活動をしている友人の黒木よしひろが作詞しました。南阿蘇の雄大な自然を描き、力がわいてくるようないい曲です。取材をしたときに、笠からいただいたCDから、校歌をご紹介します。【清水優】

 南阿蘇中学校校歌

 作詞 黒木よしひさ

 作曲 笠浩二

<1>そよぎ吹く風 大阿蘇の

 緑の大地を 踏みしめて

空を見上げ進もう 勇気を持って

 千里の道さえ 越えて行け

 絶え間なき煙 火の山よ

 故郷のともし火はそこに

 南阿蘇

<2>澄んだせせらぎ 白川の

 流れを辿るよ 里の道

 この身を育て潤す 流れの中に

 優しき強きを 学び取れ

 絶え間なき清水 想い乗せ

 私の源はそこに 南阿蘇

<3>同じ時代を 共に行く

 出会いは奇跡の 師よ友よ

 時には笑い時には 涙を流し

 互いの心に 寄り添える

 澄んだ風胸に 吸い込めば

 優しく見守る眼差し そこにある

(サビくり返し)

 それぞれの道を 歩もうと

 振り返れば心癒す 南阿蘇