カンボジア国籍を取得し、同国代表として今夏のリオデジャネイロ五輪出場を目指しているお笑いタレント、猫ひろし(38)が8日、カンボジアで行われた代表選考大会マラソン競技に出場し、優勝した。

 所属事務所によると、リオ五輪への出場は、カンボジアオリンピック委員会からの結果待ちの状態。今回の結果と、これまでの実績で判断されるという。猫は「1位でゴールできて安心しました。今までたくさん練習してきたので、結果が出てうれしいです」とコメントしている。

 猫は2011年10月にカンボジア国籍を取得し、同国代表として12年のロンドン五輪を目指した。1度は代表に選出されたものの、国籍取得から日が浅く、国際陸上競技連盟から「参加資格を満たしていない」と判断された。その後、あらためてリオ五輪出場へ目標を定めていた。

 この4年間、東南アジア大会など国際大会に連続出場している猫は、カンボジア人1位ランナーとして記録を維持。2月には、カンボジア代表として東京マラソンに出場し、2時間34分でシーズン最高タイムを記録していた。