海外6組のスゴ技パフォーマーが出演する「THE 舶来寄席2016」が11日、大阪・なんばグランド花月で開幕した。

 音楽にのせて砂を操り、スクリーンに砂絵を映し出したスペインの女性アーティスト、ディディ・ロダンは日本での上演にあたり「かぐや姫」を意識したアートを表現。客席からため息がもれた。

 アルゼンチンのサーカス一家、6代目のプリンセス・エイレーンは驚異的な身体の柔軟性から、脚を使って矢を射るパフォーマンスで会場をわかせた。

 ほかにスクリーンを使ったマジックや、男性デュオによるパントマイム、ユニークな皿回し芸、女性2人を連れたドイツの現役大学生マジシャンらが、見事なパフォーマンスを繰り広げた。

 同寄席は14年からスタート。開催間隔も短縮され、今回が4回目となる。同寄席の名誉支配人、中田カウス(66)ボタン(68)は終演後、取材会に出席し、6組のパフォーマーと同席。「一緒に並んでいるだけで緊張しますね。砂絵はもう、はかなさを感じました」と感心しきりだった。

 大阪・なんばグランド花月公演は6月5日まで、東京グローブ座公演は6月9~12日。