岡本健一(46)が12日、世界的な演出家蜷川幸雄さんが同日、肺炎による多臓器不全で80歳で死去したことを受け、所属事務所を通じて追悼コメントを発表した。

 89年の蜷川さん演出「唐版 滝の白糸」が初舞台だった岡本は「毎回、稽古場では作品に対して、日本も世界もなく、宇宙レベルで、魂の底から湧き出るエネルギーを求めていました。まだ足りない、まだまだ足りないと、叫び続けていました。毎日革命を起こしていました。蜷川さんに会ってから、私は演劇に取り憑かれています。舞台に立ち続けています。蜷川さんは、今も確実に別の世界から舞台を創り続け、叫び続けている事でしょう。ありがとうございました」と故人を偲んだ。