NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の19日の平均視聴率が、23・0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが20日、分かった。18日は22・2%だった。

 これまでの最高は4月27日の24・6%で、同26日が20・7%と自己最低タイだが、初回から20%超えを続けている。

 19日の回は、常子(高畑充希)の親友の中田綾(阿部純子)も、雑誌「青鞜」を読みたいとひそかに興味を持っていた。常子は、中田の母親が歯槽膿漏(のうろう)で悩んでいるのを知り、「森田屋」の大女将まつ(秋野暢子)も同様だったことからひらめいた。歯医者の前で待っては、女性患者に症状を聞くと歯槽膿漏ばかりだった。帝大生の星野武蔵(坂口健太郎)に理由を尋ねると、女性は栄養やホルモンの関係などで歯槽膿漏になりやすいのだという。さらに星野の母親が陸軍病院の医師から「練り歯磨き」を教わり治したことを聞いた。

 常子は星野から作り方を聞き、「練り歯磨き」作りに挑戦する。だが、できた歯磨きはまずい。何度試してもまずい。何かが足りない。鞠子(相楽樹)が材料を書いた星野のメモをよく見ると足りない物は「ハッカ」だったことがわかった。ハッカを「薄荷」と書くのだ、とわかった回でもあった。