森公美子(56)蘭寿とむ(40)が21日、東京・帝国劇場でミュージカル「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~」(22日~6月20日)開幕前取材会に出席した。

 映画「天使にラブ・ソングを」をミュージカル化して14年に初演され、今回は再演となる。前回に続き、主人公デロリス役を演じる森は「五月病とか、悩んでいる方も明るく明日を生きる力になります」。ダブルキャストを務め、今回が帝国劇場初舞台にもなる蘭寿は「超ハッピーなミュージカル。難しいところもありますが、曲がどれも心おどりますし、その気持ちを喜びに変えて演じたいです」と意気込んだ。

 同公演は、今後岩手、宮城、また来年には福岡公演も予定されている。宮城・仙台出身の森は涙を浮かべながら「前回も皆さんが元気をもらったと言ってくれる言葉に、この仕事をやっていて良かったと私たちが元気をもらいました。熊本の方にも来ていただいて、まだ先は長いですが、心は楽しく、前にいくように、心の中あたたかいものを届けられればと思います」と話した。

 また、今月12日に亡くなった蜷川幸雄さん演出の「ハムレット」などに出演していた鳳蘭(70)は「大きな星が流れたような気がします。ずっとどこかで見ていらっしゃると思いますし、しつこく言ってくれると思います。上から灰皿が飛んで来るかもしれませんね」としのんだ。