1年前に婚約を解消した米俳優ショーン・ペン(55)と女優シャーリーズ・セロン(40)が20日、南仏で開催中の第69回カンヌ国際映画祭で再会した。

 ペンが監督し、セロンが主演した映画「ザ・ラスト・フェース」のイベントとプレミアが行われ、2人は揃ってレッドカーペットに登場した。しかし、プレスイベントでは2人は一度も視線を合わさずに他人のふりを決め込み、2人の間には常に一定の距離が保たれていたという。共演する俳優ハビエル・バルデム、女優アデル・エグザルコプロスらと共にグループ写真に応じた際も間に人を挟んで立ち、挨拶を交わすことも目線を合わすこともなかった。一方で、その日の夜に行われた上映会では一転して立ち止まってハグをし、セロンがペンの頬にキスをする場面も見られた。

 2人は2013年12月から交際し、翌年末に婚約。昨年のカンヌ映画祭では揃ってレッドカーペットを歩いてラブラブな雰囲気だったが、その直後に婚約を解消した。セロンが一方的にペンをふったようで、その後は絶縁状態だったと言われてた。アフリカの政治紛争地を舞台に人道救援活動をする女医を描いた本作は、交際中にペンがセロンを起用して撮影したものだった。(ロサンゼルス=千歳香奈子)