落語家桂歌丸(79)が22日、「笑点」(日曜午後5時半)にラスト出演し司会者を引退した。後任として、レギュラー出演者の春風亭昇太(56)の6代目司会者就任が番組生放送で発表された。

 歌丸は4月30日の収録後に会見を開き「体力の限界です」と5代目司会者からの退任を表明。66年5月15日に始まった第1回から出演、大喜利メンバーとして活躍し、06年から司会を務めてきた「笑点」の顔が去った。

 後任に指名された昇太は「話を聞いた瞬間、えーっ!? と思った」と話したが「歌丸師匠の後はプレッシャーがありますけれども、考えても仕方ないので、一生懸命やりたいと思います」と意気込みを語った。

 この日はTOKIOメンバー5人と笑点メンバーの大喜利対決から始まり会場からは驚きの声が上がった。座布団が多かったTOKIOに歌丸スコップが渡された。

 最後の大喜利ではメンバー全員の座布団が没収された。

 ◆春風亭昇太(しゅんぷうてい・しょうた)本名・田ノ下雄二。1959年(昭34)12月9日、清水市(現静岡市)生まれ。82年、故春風亭柳昇さんに入門。前座名は昇八。86年二つ目昇進、昇太に改める。92年真打ち昇進。00年文化庁芸術祭大賞など受賞も多数。