元モデルのクリスティーナ・エストラーダさん(54)が8日、元夫のサウジアラビア人大富豪シェイク・ワリード・ジャファリ氏(61)を相手に申し立てていた離婚裁判で、年間100万ポンド(約1億3000万円)の洋服代などを含む総額5300万ポンド(約68億9000万円)の慰謝料を勝ち取ったことが明らかになった。

 エストラーダさんはトップモデルとして人気だった01年に同氏と結婚したが、14年にがんで入院していた夫が25歳の女性と浮気し、自分の知らないうちにイスラム法に基づいて勝手に離婚して再婚していたとし、英ロンドンの裁判所に1億9600万ポンド(約254億8000万円)の慰謝料を求めていた。

 エストラーダさんは、「華々しい生活はとても幸せで高尚なものだったことを理解している」とコメントを発表したが、裁判では年間4万ポンド(約520万円)の毛皮代や、オートクチュールのドレスのために年間10万9000ポンド(約1417万円)など驚きの要求をしていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)