大橋巨泉さん(享年82)の訃報を受け、民進党の菅直人元首相(69)が「回復を祈っていた。残念だ」と悼んだ。

 菅氏は20日にブログを更新し「大橋巨泉さんが亡くなったという訃報をテレビで聞いた。近年がんと闘っておられることは知っており、回復を祈っていた。残念だ」とつづった。

 菅氏は巨泉さんが01年に民主党(当時)から参院選の比例代表として立候補したときに幹事長を務めていた。「私が民主党の幹事長を務めていた2001年、巨泉さんに民主党から参院選に出てもらいたいと、アメリカにおられた巨泉さんに会いに行って説得し、出馬してもらった。トップで当選された」と経緯をつづった。

 「しかし、巨泉さんは本来の自由人で政党の党議拘束に従える人ではなく、半年余りで自ら参院議員の辞職を決意。その時自分が辞めたらだれが繰り上がるのかを考え、ツルネン・マルテイさんが繰り上がると知って、それなら譲ってもいいという気持ちだったようだ」と当時を振り返り、「政治家としても筋を通した人だった。ご冥福を心からお祈りします」と追悼した。

 巨泉さんは12日、千葉県内の病院で、急性呼吸不全のため死去した。