「元ヤンキー」を自認するタレント、長原成樹(52)が立ち上げた悪役養成塾「なんば悪役組合」の構成メンバーが9日、大阪市内で発表された。長原がラブコールを送っていた舛添要一前東京都知事の姿はなかった。

 長原によると、オーディションの応募総数は150人。今回、プロアマを含めて計17人が組合員として加入することになった。

 舛添氏については6月21日、オーディション開催を発表した席上で、長原が「平気でうそをついて、ほんまに悪い顔してる」として、応募を呼びかけていたが、残念ながら「何にも音沙汰がなかった。入れたかったんですけどね、ほんまに! あ~、入れたかった!」と残念がった。

 この日はタレント組合員の村越周司、柳瀬たかおも出席。村越は、ケンドーコバヤシとかつて「モストデンジャラスコンビ」を組んでいたが、解散後の今は「ケンコバさんと呼んでます…。僕も悪役で売れて、さん付の呼び名をやめたい」と、多少ばかり情けない抱負を語った。

 また、一般組合員も8人が合格。うち6人が出席した。市場勤めの61歳男性や元バンドマンにまじって、子供が3人。3人とも小学6年生で、兵庫県の和泉賢ヴァレリュウス(12)は、父がドイツ人で母が日本人。「目標は世界征服。達成したら、すべての人間を奴隷にする」とワルぶったものの、好きなアニメには「不思議の国のアリス」と答えるハプニング? もあった。

 「なんば悪役組合」は、長原が組合長、高山トモヒロ(48)が副組合長を務め、組合員17人でスタート。9月11日に大阪・なんばグランド花月で、旗揚げ公演「なんば悪役組合~VS吉本新喜劇~」を予定。新喜劇側からは、座長すっちー(44)や、島田一の介(65)吉田裕(37)松浦真也(40)らが出演する。