年内解散を発表したSMAPに「世界に一つだけの花」を提供したシンガー・ソングライター、槙原敬之(47)が20日、大阪・靱公園で、野外ライブ「FM COCOLO ~風のハミング~」に出演し、同曲をグループに代わって歌い継ぐことを宣言した。

 同ライブはスターダスト☆レビュー、KAN(53)、馬場俊英(49)らが出演して11年からスタートし、今年で6回目。前々回以来、2回目の出演となった槙原は、スタレビュらと一緒に同曲を歌った。

 槙原は客席に向かい、同楽曲を「例のアレ! 例のアレ! ですよ」と紹介。ここで、KANが「SMAPが解散しちゃったら、この歌、歌い継いでいくのは僕らしかいないよね」。話題を振られた槙原は「あ!」と声を出し「そうですね、僕らしかいない! じゃあ、今日はその初日ということで。ね、木村君(KANの本名)だしね!」とファンに約束した。

 槙原は続けて、自ら客席にSMAPのパフォーマンスでおなじみの振付指導も。スタレビュ、KAN、馬場らとのセッションで同曲を歌い、客席6500人も一体となった振付で、ライブを盛り上げた。

 「世界-」は、槙原が作詞・作曲し、02年にSMAPのアルバム収録曲として発表。グループと同じく年内終了が決まったフジ系「SMAP×SMAP」で披露されるなどし、翌03年にシングル化され、発売。大ヒットし、グループの代表曲のひとつとなった。

 グループ存続を願うファンの購買運動で、売り上げが急上昇。全国各地で品薄が続き、その人気は再燃しているが、この日は、本家に負けない熱いパフォーマンスとなった。

 この模様は、FM COCOLO(本社・大阪市北区、エリア=関西地区)で今月27日、9月3日の午後5時から、2時間特番「風のハミング 2016 Special」として放送される。

 また、21日午後4時30分からネスタリゾート神戸で、スタレビュの根本要、KAN、馬場俊英が同局番組のコラボイベントを行う。